当然ながら新たな減速の圧力を見据え、力強い措置を講じなければならない。我々は依然として市場の活力を引き出し続けることで減速の圧力に耐える。我々は近年、減速の圧力を受けた際にも、市場の活力を引き出す措置を講じた。これは市場の活力が強まれば、発展の動力も必然的に強まるからだ。
現在の中国市場の主体はすでに1億社を超えている。彼らの活力を引き出すが、この力は見積もり難いものだ。我々は引き続き減税・費用削減と行政のスリム化を推進し、新たな動力を育成し、市場参入条件を和らげ公平な競争環境を作るといった一連の措置により、市場の縛りを緩め、企業のため成長空間を生み出し、一般市民の懸念を解消する。彼らの創造力を引き出せば、必ず経済成長を合理的な区間内で維持することができ、なおかつ質の高い発展を促すことができる。
当然ながら今年は不確実な要素が多く、対応のためさらに多くの準備が必要だ。我々は政策の余地を残している。例えば今年は財政赤字の対GDP比(赤字率)を0.2ポイント引き上げたが、世界で言われているようないわゆる3%の警戒ラインを上回っていない。また我々は預金準備率や金利などの数量型もしくは価格型ツールを活用できる。これは金融緩和ではなく、実体経済がより効果的にサポートを受けられるようにするためだ。どのような新たな状況が発生しようとも、我々は現在に根ざし今後を見据え、中国経済の安定を維持し、中国経済の長期的な好転の流れを維持することができる。これは非常に重要だ。中国経済は終始、世界経済の重要な安定の錨であり続ける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月15日