21日付英ガーディアン紙は「中国が2030年に、観光客数が最多の国に」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
ユーロモニターインターナショナルは最新の報告書の中で、中国が2030年に世界最大の観光目的国になるとした。中国は最も多くの域外客を迎え、延べ2億6000万人という数値で米国とドイツを抜くことになる。
同社のコンサルタント、同報告書の作成者は先ほどロンドンで開催されたワールド・トラベルマーケット(WTM)において、観光業はすでに中国経済の重要な支柱になっていると述べた。同氏の研究によると、中国は2030年に世界最大の入境観光市場になる。うちアジア諸国、中国の香港・台湾地区からの観光客が高い比率を占める。
中国を訪れる海外の観光客が増えているが、これは主に中国周辺のアジア諸国の経済成長と所得増によるものだ。ビザ発給要件の緩和により、アジアの観光客は中国を旅行しやすくなった。同氏によると、アジア各国を訪れる海外観光客のうち8割がアジア大陸出身となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月22日