国家発展改革委員会(発改委)はこのほど、2019年1-2月の民間投資は前年の同じ時期に比べ7.5%増加したと明らかにした。伸び率は投資全体の平均を1.4ポイント、国有持株企業を2ポイント上回った。民間投資は投資全体の伸び率を4.3ポイント押し上げ、安定的な投資拡大を支える重要な力となった。
発改委は、「今後、重点分野に民間資本を呼び込むための健全かつ長期にわたって持続的な効果が見込めるシステムを構築する」として、国家重大戦略プロジェクトへの民間企業の参加を呼び込んでいく考えを示した。
民間投資を後押しし、民営企業を支援する一連の政策が実施されたのに伴い、2018年の民間投資は増加基調で推移し、伸び率は年間を通して8%以上を維持、投資全体の平均を上回るなど好調だった。2018年通年では、民間投資は8.7%増加、伸び率は前年を2.7ポイント、投資全体の平均を2.8ポイント上回った。
民間投資全体の構造も一段の最適化が進み、製造業の民間投資は10.3%増加、前年を5.5ポイント上回った。鉄道輸送業、コンピュータ・通信機器やその他の電子機器製造業、教育など重点分野における民間投資がいずれも高い伸びをみせた。チベット自治区や湖南省、陝西省、雲南省など、これまでも民間投資が盛んだった地域では、いずれも20%を上回る高い伸びをみせた。