中国人民銀行は22日、『2019年第1四半期(1-3月)都市部預金者アンケート調査報告』を発表した。それによると、「もっと消費したい」と回答した人の割合は25.9%と前期比で2.8ポイント低下した。「もっと貯金したい」と回答した人は45.0%と0.9ポイント上昇、「もっと投資したい」と回答した人は29.2%と1.9ポイント上昇した。
好みの投資方法について尋ねたところ、上位3つは「銀行・証券会社・保険会社の資産運用商品」、「投資信託商品」、「株式」の順で、全体に占める割合はそれぞれ50.1%、20.4%、17.2%だった。向こう3カ月以内に支出を増やしたい項目を尋ねたところ、上から順に、教育(30.6%)、観光(29.7%)、医療・保健(26.2%)、住宅購入(21.5%)、高額商品(20.8%)、交際・文化・娯楽(17.1%)、保険(15.2%)だった。
同日発表の『2019年第1四半期(1-3月)銀行経営者アンケート報告』によると、銀行経営者マクロ経済信頼感指数は70.1%と前期比1.6ポイント上昇した。銀行業景気指数は71.2%と前期比、前年同期比とも2.5ポイント上昇、貸付需要指数は70.4%と前期比7.4ポイント上昇した。業界別では、製造業貸付需要指数が62.5%と前期比3.9ポイント上昇、インフラ貸付需要指数が63.4%と前期比5.5ポイント上昇した。企業規模別では、小規模零細企業貸付需要指数が71.8%と前期比3.9ポイント上昇した。
『2019年第1四半期企業家アンケート調査報告』によると、企業家信頼感指数は69.2%と前期比1.4ポイント上昇した。また、第1四半期の資金繰り指数は58.6%と前期比で0.5ポイント上昇した一方、前年同期比では0.1ポイント低下した。今期の資金繰り状況について尋ねたところ、32.8%が「良好」、51.5%が「普通」、15.7%が「困難」と回答した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月25日