「インテグレーテッドインダストリー−インダストリアルインテリジェンス」をテーマとするハノーバーメッセ2019が今月1−5日に開催される。75カ国・地域の出展企業約6500社がドイツ中部の都市ハノーバーに集まり、世界の産業のデジタル化などの最新の技術と成果を展示する。
ハノーバーメッセは7年連続で「インテグレーテッドインダストリー」に焦点を絞り、新たな産業革命の各種技術が融合しつつ革新を生む特徴を反映している。特に産業・生産及び情報技術の融合が深まり、絶えず前進している。AI、5G、「インダストリアル4.0」の結びつきは、今年の最も中心的な注目点だ。
情報によると、今年のハノーバーメッセでは機械学習の100以上の応用例が展示され、昨年を大幅に上回る数となる。これは概念から現実に向かうAIの増加を反映している。機械運転状況の改善、故障予測の信頼性の向上、マンマシン協力の効率向上といった実際的な応用により、AIが日増しに具体化している。
さらにハノーバーメッセは今年、5G試験プラットフォームを初めて構築した。多様な5G産業応用例が、このプラットフォームで展示される。関係者によると、ノキアとクアルコムは会場16号館で実際の5Gネットワーク環境を構築する。面積は約1500平方メートル。5Gネットワークを管理・制御する産業用ロボット、5Gネットワークに基づく自動車生産ラインなど8種の応用例を展示する。
各国の5G入札・建設が次々と展開されていることから、今年のハノーバーメッセは5Gサプライヤーの「競技場」になったと分析されている。
一部の統計データによると、中国本土からはファーウェイやハイアールなどの世界的に有名な企業を含む約1400社が出展する。中国企業が積極的に出展するなか、その技術力とソリューションプランが世界の産業界にとって関心の的になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月1日