王毅国務委員兼外交部長(外相)は14日、第5回中日ハイレベル経済対話の総括発言で、今回の対話で双方の得た共通認識をまとめた。中国新聞社が伝えた。
王部長は「中日関係が改善と発展を続け、世界経済情勢が深く複雑に変化する中、世界第2と第3の経済大国である中日両国の20余りの政府機関高官が同じテーブルにつき、相互協力の強化、試練への共同対処について包括的かつ踏み込んだ意思疎通を行うことの意義と価値は二国間のレベルで具体的に現われると同時に、地域及び国際レベルでも現れ、中日の経済貿易協力の推進に寄与し、世界経済の安定的発展にも寄与する」と指摘。
また、王部長は「今回の対話は建設的議論を行い、これまでの協力を踏まえて多くの共通認識を形成した」として、以下を挙げた。
(1)多国間主義と自由貿易体制を共同で守り、経済のグローバル化と地域統合を引き続き深く推進し、開放型世界経済の構築に努力する。世界貿易機関(WTO)改革について意思疎通と調整を強化し、世界経済ガバナンス体制を完全なものにする後押しをし、自由で開かれた、包摂的で秩序ある国際経済環境をたゆまず築いていく。