アゼルバイジャン大統領事務局対外政策局局長のヘクメト・ハジエフ氏は先ごろ北京で、「一帯一路」構想が大きな歴史的意義を持ち、世界各国の包摂的な協力に巨大なチャンスをもたらしているとの見解を示した。
ハジエフ氏は中国訪問中に『新華社』記者の独占取材を受けた際、古代シルクロードが文明対話と商業・貿易往来、知識交流の条件を創造したと話した。「一帯一路」構想が古代シルクロードを現代まで延長し、同構想が内包する共同繁栄というのが最も良く繁栄の哲学と理念を示していると指摘。アゼルバイジャンが「一帯一路」構想を一貫して支持すると共に、「一帯一路」建設に積極的に参与することで、アゼルバイジャンと中国の二国関係が発展し、両国に全面的な協力のチャンスがもたらされることに期待を示した。
第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが4月末に北京で開催される。ハジエフ氏は、今回のフォーラムが各参与国同士の対話交流と共同行動の良好なプラットフォームとなり、「一帯一路」の枠組み下での実務協力を推進するとの見方を示した。
ハジエフ氏は、アゼルバイジャンと中国の政治関係と友好協力が持続的に発展し、経済・貿易、農業、エネルギー、石油化工、観光などの分野で協力のチャンスがますます多くなっていると説明。こうしたなか、両国が企業協力と民間交流を強化し、政府間協力メカニズムを充分に利用しながら、二国間の経済・貿易関係が発展することに期待を示した。アゼルバイジャンが中国の投資を歓迎し、経済・貿易、金融などで両国の協力が一層進むとの楽観的な見通しを示している。