「996勤務制度」、奮闘に対する誤解

「996勤務制度」、奮闘に対する誤解。

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発信時間:2019-04-16 10:09:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 一部の企業による「996勤務制度」が最近、社会から注目を集めている。996勤務制度とは、毎日午前9時から午後9時まで働き続け、週6日勤務することを意味する。996勤務制度の1週間の勤務時間は72時間以上ということになる。


 中国の労働法に基づき、国は労働者の毎日の勤務時間は8時間以内、1週間の勤務時間は平均44時間以内という勤務時間制度を実施している。特殊な理由により勤務時間を延長する必要がある場合は、労働者の身体の健康を保証した上で勤務時間を毎日3時間まで延長できるが、毎月36時間以内としなければならない。996勤務制度が労働法に違反することは明らかだ。


 今日の中国では、今までよりいっそう奮闘する精神が必要だ。全社会はこれについて高度な共通認識を持っている。無数の中国人が額に汗して働き、この共通認識を実践している。我々が尊ぶ奮闘とは、労働者が尊厳を持ち体裁のある労働に従事し、全面的に発展するための奮闘であり、人々の仕事に対する責任感と未来への自信に基づく奮闘である。従業員の利益を着実に保障できず、従業員の意向と心身の健康を無視し、さらにはサービス残業を強いるならば、一部の企業が強制している996勤務制度は健康と未来を犠牲にしている。これは奮闘する者を損ねており、奮闘する精神を誤解している。


 労働者を手厚くもてなし、達成感・幸福感・安心感を与えることが、彼らに対する最大限の敬意であり、奮闘の精神に対する最良の発揚である。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月16日

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