西安市市場監督管理局が16日夜に発表した情報によると、権利を主張している西安市のWさん(女性)と西安利之星汽車有限公司は車の交換などの条件で和解した。
「西安市の女性ベンツオーナーの訴え」がこのほど注目を集めている。Wさんは、西安市のディーラー「利之星」で60数万元のベンツを購入した。新車がディーラーを出ないうちに、エンジンの燃料漏れが見つかった。彼女はさらに、店側から知らされずに「金融サービス費」を取られていたことを疑っている。
澎湃新聞によると、双方の和解の主な内容は、Wさんが事前に出していた8つの要求に対応している。和解の主な内容は次の5点。
1.同車種のベンツの新車と交換するが、従来通りローンを組んでの購入となる。
2.オーナーがこれまで支払っている1万元余りの「金融サービス費」を全額返金する。
3.ベンツ側は関連フローを紹介するため、自らオーナーをドイツの工場や生産ラインに招待する。
4.オーナーに10年間の「マンツーマン」のVIPサービスを提供する。
5.西安利之星が女性の旧暦誕生日を祝う費用を全額負担する。
また記者が西安ハイテク市場監督管理部門から得た情報によると、車両の品質問題はすでに調査の段階に入っている。本件には法律や規定に背く問題があり、法律と規定に基づき調査・処理を行う。結果については直ちに社会に公開するという。また省・市の計画に基づき、自動車販売市場の経営行為に対する特別改善活動を続け、法律と規定に基づき市場の環境を正し、消費者の合法的な権益を保護する。
西安市場監督管理部門は16日、全市の自動車販売企業の経営行為に存在する、消費者の権益を侵害する行為及び不当な競争の問題を改善すると発表した。これには指定ローンの手続きの限定などが含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月17日