中国の国務院国有資産監督管理委員会(国資委)の彭華崗報道官は、16日の国務院新聞弁公室の記者会見で、「今年に入ってから、中国の中央企業は供給側の構造改革を柱に、市場化改革と高度な開放を堅持、企業運営は安定的に良い方向に向かう傾向が続き、2019年第1四半期は好調な滑り出しを実現した」と述べた。
19年第1四半期の中央企業固定資産投資は前年同期比9.7%増の3840億2000万元となり、伸び率は8.8ポイント加速した。注目すべきは、石油・石油化学、通信などの企業投資の伸びが加速し、前年同期比での伸び率はそれぞれ39.3%と39.5%に上った。
第1四半期に中央企業の投資が伸びたことは、中央企業が将来の経済安定成長に自信を持っていることを反映しており、社会の投資家全体に改善への期待を抱かせ信頼感の向上につながるものだ。事実、第1四半期の中央企業の郵便電信・石炭輸送事業の安定成長は、社会全体の経済活動の景況感向上と企業経営者の投資マインド向上をもう一方の側面から反映しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月18日