世界初の100万トンクラス石炭液化装置、稼働時間が大幅に延長

世界初の100万トンクラス石炭液化装置、稼働時間が大幅に延長。

タグ:石炭液化装置

発信時間:2019-04-18 16:21:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国家エネルギー集団オルドス石炭液化支社が明かした情報によると、中国が自主建設した初の100万トンクラス石炭液化産業化装置が生産テストに成功してから、1周期の稼働時間は大幅に延長した。


 国家エネルギー集団オルドス石炭液化支社の王建立総経理によると、最初の設計値は310日だったが、技術改良と設備改造を経て、最近3周期の稼働時間は420日、410日、415日となり、設計値を大幅に上回った。これは、中国の100万トンクラス石炭液化の技術と装置のレベルが成熟化していることを意味する。


 この生産装置は内モンゴル自治区オルドス市伊金霍洛旗にあり、投資額は100億元超、中国が自主開発した技術に基づいて建設され、現時点で世界唯一の100万トンクラス石炭液化産業化モデル装置である。2008年に生産テストに成功し、2011年に稼働を開始した。


 石炭液化は石炭クリーン高効率利用の主な方法。記者が見たところ、同社が生産したディーゼルオイル、ナフサ、ガソリンなどの製品はミネラルウォーターのようにクリーンである。2018年の同社のディーゼルオイルなどの石油製品生産量は約85万トン、石炭液化アスファルトなどの副産物の生産量は70万トンだった。


 王建立氏は、「原油を加工して作るディーゼルオイルと比べて、石炭液化で生産するディーゼルオイルは比重が大きい、安定性が高い、凝固点が低いなどの特徴があり、硫黄含有量は検測できないほど低く、国六排出基準を満たす上質のエコ燃料である。中国は石炭が多くガスが少なく、石炭液化産業の発展はエネルギーの安全保障、石炭クリーン高効率利用の推進において重要な意味を持つ」と話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月18日

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