哈電集団への取材によると、同集団佳木斯電機股フン有限公司(フンはにんべんに分)が開発する国家科学技術重大特別プロジェクト、世界初の高温ガス冷却炉原発モデルプロジェクトのメインヘリウムガスファンが16日、華能山東石島湾核電有限公司の現場で検収に合格し、引き渡された。これは同集団が昨年10月31日に世界初となる球床モジュール型高温ガス冷却炉蒸気発生装置を開発したことに続く、第4世代原発の新たな重大な進展を意味する。
高温ガス冷却炉原発モデルプロジェクトは、中国の第11次五カ年計画の16件の重大特別プロジェクトのうちの一つだ。蒸気発生装置は業界関係者から第4世代原発の「肺」とされている。メインヘリウムガスファンは中国が完全に独自の知的財産権を持ち、第4世代原子力システムの安全の特性を持つ高温ガス冷却炉コア設備で、第4世代原発の「心臓」と呼ばれている。原子炉の起動、稼働、停止などの際に十分なヘリウムガスを提供することで、炉心の熱を奪う機能を持つ。
同集団は清華大学、中核能源科技有限公司、華能山東石島湾核電有限公司、上海電気鼓風機場有限公司と提携し、メインヘリウムガスファンを開発する際に、国外の技術の独占を打破し、多くのコア技術の難題を解消し、複数の中国初となる技術を開発した。世界初の高温ガス冷却炉原発の早期稼働、同集団の原発高品質発展の確かな基礎を固めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年4月17日