一方、農村部の産業振興が抱える課題について、報告書は「質も収益性も低い」と指摘。取り扱う農産物といえば、ありきたりなものばかりで、良質なエコ農産物はほとんどなく、レジャー農業やアグリツーリズムもどこも似たり寄ったりだ。また、産業を構成する要素は活力に欠け、サプライチェーンも延伸しないほか、農産加工比率は65%と先進国に比べ20ポイントも低く、産業インフラも脆弱なままだと説明した。
その上で、政策支援を強化するなどして農村部の産業振興を大いに推進していく必要があると指摘。産業構造の高度化、現代農業の継続的な強化、産業の融合発展の推進強化、新型農業経営主体の育成、産業パークの立ち上げ推進、質の高いグリーン農業の振興、農村のイノベーション・創業の推進強化、産業振興による貧困扶助の推進、政策システムの整備・健全化などを訴えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月23日