人民元海外ファンド業務は規模3千億元超に 「一帯一路」建設の需要拡大が続く

人民元海外ファンド業務は規模3千億元超に 「一帯一路」建設の需要拡大が続く。

タグ:一帯一路

発信時間:2019-04-26 11:12:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国人民銀行(中央銀行)の統計データによると、人民元海外ファンド業務は規模が3千億元を超え、「一帯一路」建設に資金支援を行うと同時に、人民元国際化を進め、中国の企業や製品、サービスの「走出去(海外進出)」に大きな作用を発揮した。


 人民元海外ファンドの具体的な業務形式は、プロジェクト投資を中心に、人民元域外貸出、債権投資、株式投資、クロスボーダー担保などとなる。人民元のSDR通貨バスケット採用や国際化の進展に伴い、「一帯一路」沿線の人民元投融資需要は持続的に高まっている。国内商業銀行、開発金融機関、政府系金融機関は相次いで、人民元投融資業務の構想を発表し、一部の機関が先行的に試験を行った。2016年末時点で、上海賽領基金、雲南雲盟基金などの人民元国際投融資基金が設立され、比較的大規模な域外人民元投資を行った。大規模銀行の一部も「一帯一路」向けの人民元域外特別貸付枠を設けている。


 人民元の「一帯一路」投融資と関連業務の再編を推進するため、2017年5月開催の第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムで、金融機関による人民元海外ファンド業務を奨励することが発表された。第1回サミットフォーラムの成果を実行するために人民銀行は、人民元海外ファンド業務の具体的な形式と制度・枠組みを検討・確定すると共に、金融機関11社で先行試験を実施することを決めた。金融機関は自主経営、独立採算で投資を行い、リスクを負担しながら収益を得ることができる。

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