イギリスで計画されている次世代高速鉄道2号「ハイスピード2(HS2)」。英国政府は中国の国有企業にHS2の建設を打診しているもようだ。英紙デーリー・テレグラフ電子版が4日付けで報じた。
英国会議員らによると、英政府が中国に560億ポンド(約4973億元)でHS2の建設プロジェクトに参加するよう要請しているという。
同紙によると、HS2事業会社のマーク・サーストン最高経営責任者(CEO)が先月、北京を訪れ、中国の国有鉄道5社の代表らと話し合いの場を持った。国家発展改革委員会(発改委)によると、HS2の建設についての話し合いだったという。
同紙は、英国最大のインフラ整備事業を中国企業が請け負うことにつながる一方、米国などの同盟国は一貫して、中国が他の主要国のインフラへ投資することを制限する措置をとっていると指摘する。