独シュツットガルトの検察当局は7日、フォルクスワーゲン(VW)傘下のポルシェが5億3500万ユーロの罰金を受け入れたと発表した。ポルシェは新たにディーゼルエンジン車の排ガス不正で処罰を受けた、世界的に有名な自動車ブランドとなった。
ポルシェは上訴を見送り、声明の中で「訴訟にピリオドを打ち、排ガス不正問題を終わらせるための重要な一歩を踏み出した」と表明した。
シュツットガルトの検察当局によると、ポルシェは今後6週間内に本社所在地のシュツットガルトが所属するバーデン=ヴュルテンベルク州に罰金を支払わなければならない。
ドイツ自動車産業の排ガス不正は2015年に発覚した。VWから始まり、BMW、ダイムラーがソフトによりディーゼルエンジンの稼働状態を調整し、排ガス検査・測定で窒素酸化物を基準値内に収めていた。エンジンの正常な稼働状態で、排ガスが基準を大幅に上回る真相を隠していた。
ドイツ連邦自動車局がポルシェを対象に行った調査の結果によると、排ガス不正が行われたポルシェの自動車は約9万9000台にのぼる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月11日