中国工業情報化部党組メンバー、シニアエンジニアの張峰氏は5月17日開催の「2019年世界電信・情報社会日大会(電信日)」で、中国が高速、モバイル、安全、ユビキタスの特性を持つ次世代情報インフラの建設を加速する方針を示した。クロスボーダーかつグローバルな情報インタラクティブの効率と水準を上げ、デジタル経済の発展と産業モデル転換・高度化の推進において、情報通信技術の一層大きな作用を発揮させると話した。
今年の電信日は、「規格化の格差縮小」をテーマに、ユニファイドコミュニケーションと均衡・協調発展のビジョンを体現。国際規格化への各国・地域の参与を拡大して規格の広範な応用を促進し、情報通信技術の利用による持続可能な発展の加速という共通の期待を具体化した。張峰氏は、規格化をめぐる国際的な交流と協力を深化させ、各国・地域の技術融合と設備相互接続、産業協同、ネットワーク共同管理を新たなレベルに引き上げることで、規格化の格差を縮小する必要があるとの見方を示している。
規格体系の整備について張峰氏は、国家の規格化戦略の実施を加速し、規格制定と技術イノベーション、製品研究開発、試験応用などの統一的な推進を強化することで、情報通信業のハイクオリティな発展に対応する新型規格体系の制定を加速する方針を示した。
張峰氏は、「規格体系のトップダウン設計を強化し、情報通信技術と実体経済、特に製造業との深い融合を進め、経済発展の質、効率、動力の変革を後押しなければならない」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月20日