中国外交部の陸慷報道官は20日、ファーウェイ(華為)に「バックドア」が存在しなかったことが欧州の調査で分かったことについて、「欧州側の調査の結論はファーウェイの潔白を証明しており、米国が国の力を使い他国企業に圧力をかける不当性を暴露している」と述べた。
同日の定例記者会見にて、記者からは「ドイツメディアの報道によると、長年調査が行われたが、英国、ドイツ、EUは、ファーウェイに明らかなバックドアを発見しなかった。しかし米Cisco社の設備にこれらの安全問題を発見し、2013年から現在までバックドアを10回発見したという。米国側はこれについてどのように論評するか」という質問があった。陸氏は次のように回答した。
我々は米国側が本件についてどのように論評するか、特に聞いてみたいと思っている。当然ながら国際社会もそれほど大きな期待を持っていないだろう。スノーデン氏のPRISM事件以降、米国側は違法にサイバー攻撃に従事し、機密情報を盗んでいたという国際的な事実と根拠について口を堅く閉ざしている。
米国側は自分の考えで人を判断し、不当な競争力を手にするため他国企業のデマを作りイメージを落としているが、終始それらしい証拠を示していない。欧州側の調査の結論はファーウェイの潔白を証明しており、米国が国の力を使い他国企業に圧力をかける不当性を暴露している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月21日