27日、某人材募集サイトが発表した『2019年チップ人材データ洞察』によると、チップ産業は報酬が低く人材不足が深刻であることがわかった。業界関係者によると、国内チップ産業は投資が生産量を上回る、開発投資が高いなどの理由により、企業の利益が限られ、他業種より報酬が低い。
チップ人材の平均月収は1万420元
人材募集サイトの統計によると、2019年のチップ産業の募集時の報酬は平均1万420元、10年の勤務経験がある人材は1万9550元で、同じ勤務年数のソフトウェア人材のわずか半分となっている。
統計によると、チップ人材が先行する学科トップ5は電子情報工学(18.69%)、自動化(10.63%)、電気工学およびその自動化(9.02%)、電子情報科学・技術(5.02%)、観測制御技術・機器(4.97%)。以上5つの学科は主にチップの設計を学ぶ。
2018年に華為海思公司に採用されたある従業員は記者に対し、「博士課程を卒業し、報酬は単独で交渉した。月収2万元前後と年末のボーナスを合わせて年収は40万元前後になる。しかし、本科や修士の卒業生はこの数字よりはるかに低い」と明かした。
華為(ファーウェイ)のある従業員は、「多くの従業員が海思の報酬は会社内部でそれほど高くないと思っている。海思の製品は自社グループ以外に販売しないため直接的な利益がなく、開発投資も大きいためだと考えられる」と話した。
成長速度の遅さが昇給を抑えている