中米関係が全体的に複雑で不確定性がみられるなか、地方協力は中米関係の目玉となり、新たな成長ポイントとなっている。5月22-24日に「中米関係の新たな楽章を共に奏でる」をテーマとする第5回中米知事フォーラムが米国ケンタッキー州レキシントン市で開催された。
レキシントンの会場では、中国の重慶市、陕西省、江西省、甘粛省の省(市)長や副省長、米ケンタッキー州のテネシー州、ワシントン州、コロラド州、ミシガン州の知事や副知事、両国のビジネス関係者が一堂に会し、「協力とウインウイン」は記者が現地で最も多く耳にした言葉だ。
マシュー・べヴィン氏は、次のような話を明らかにした。ケンタッキー州にある中国人経営の漁場は、アジアの鯉を養殖して中国へと輸出している。経営者は、懸命な努力で事業を次第に広げ、今では面積73ヘクタールの工業パークをつくり、中国の投資家7社と入居交渉を行っている。「中国の投資は、われわれにチャンスをもたらし、ケンタッキー州に少なくとも9千人分の雇用を生み出した。この事実は、米国と中国の協力の重要性を充分に示しており、美しい生活に対する両国民の憧れには相通ずるものがある。お互いの尊重と理解があれば、食い違いは解決するだろう」と同氏は述べた。