道義にかなえば多くの支援が得られ、道義にそむけば孤立無援になる。この道理は古今東西で通用する。ファーウェイに脅しをかけると同時に、米国は日本や韓国、EUといった盟友に圧力をかけ、ファーウェイに対して長い封鎖ラインを張ろうとしている。しかし応じる者は少なく、米国は面子を潰された。
仏マクロン大統領は、ファーウェイを規制することはフランスの目標ではないとし、「現在、科学技術戦争や貿易戦争を発動するのは不適切だ」と語る。ドイツ連邦ネットワーク庁のヨッヘン・ホーマン長官は、「ファーウェイをドイツの5G構築から排除することに反対する」と述べた。英携帯大手EEは中国メディアの取材に対して、「ファーウェイの設備は5Gネットワークインフラで引き続き採用される」と強調した。
いまのところ、ファーウェイ制裁で、世界の多くの国々がまだ米国に追随しようとはしていない。なぜなら、彼らはファーウェイが5G技術で一歩先を行っており、ファーウェイ「締め出し」は5G応用にとって全く利点が無いことをよくわかっているからだ。