「Go for Israel」をテーマとする、中国・イスラエル投資フォーラムが28日、山東省済南市で開催される。イスラエルの約100社のハイテク企業及びスタートアップ企業が済南市を訪れる。
現地紙『Times of Israel』は27日、「中米貿易摩擦及びその他の懸念は、イスラエルの100社が東に進軍する妨げにはならなかった。彼らは革新を望む巨大な市場から歓迎される」と伝えた。
「イスラエルは米国を最も重要な同盟国と見ているが、その関係の調整を試みている。台頭する経済の強国、中国に向け扉を大きく開こうとしている」
現在の状況下、一部のイスラエル企業には迷いが生じている。中国と協力することで米国から制裁を受けることが懸念されている。しかし今回のフォーラムの主催者、イスラエルのCukierman & Co. Investment House社のEdouard Cukierman氏は、中国とのビジネスの懸念が過大評価されているが、貿易摩擦は事実上、イスラエルにチャンスを与えたと判断した。
「中国企業が米国で技術を購入できなければ、イスラエルで購入する可能性がある。そのためこれはイスラエルが中国市場に進出するチャンスだ」
中国とイスラエルの貿易規模は近年、大幅に拡大している。公式データによると、1992年の二国間貿易額は5150万ドルだったが、2018年には139億ドルに達した。
Cukierman氏は「当初は欧州だけで投資会議を開いていたが、人々は現在これまで以上に中国での投資に興味を持っている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月1日