29日に開かれた国務院新聞弁公室の記者会見において、中国商務部の李成鋼部長補佐は「中国と中・東欧諸国の経済貿易協力は多くの成果を手にしており、経済貿易協力メカニズムの改善が続いている。双方の貿易が安定的に成長し、相互投資が持続的に拡大している。インフラの相互接続が順調に進んでいる」と紹介した。
その紹介によると、昨年の中国と中・東欧16カ国の貿易額は822億ドルで、2011年より55.4%増加した。特に中国の中・東欧諸国からの輸入額は、2011年より80.7%増加した。一部の統計によると、中・東欧諸国の対中投資は15億ドルを超えており、中国企業の中・東欧諸国への投資額は100億ドルを超えている。機械製造、化学工業、金融、環境保護、物流、新エネなどの分野に跨る。双方向の投資は生産能力をめぐる協力をけん引し双方の経済貿易協力の新たな成長源になろうとしている。
浙江省の朱従玖副省長によると、中国―中・東欧諸国博覧会並びに国際消費財博覧会が6月8日から12日にかけて寧波市で開催される。博覧会は開放の特色がより鮮明で、参加範囲がより広範で、活動内容がより実務的だ。展示面積は11万平方メートルで、各種バイヤー及び投資家3500社以上を招待している。
寧波市の李関定副市長によると、寧波市は中・東欧との協力を実務的に推進している。昨年の寧波市と中・東欧諸国の双方向投資プロジェクトは141件で、中・東欧の大学78校と100件弱の協力プロジェクトに調印している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月1日