米国がこのほど中国に極端な圧力をかけ、中国の関連企業を圧迫していることについて、29日に中共中央対外連絡部の活動に参加した外国からの来賓がインタビューに応じ、米国側が一方的に引き起こした貿易戦争に勝者はなく、自他を損ねることになると表明した。
アルメニア平和委員会の副委員長は「中国と米国は世界最大の経済体であり、経済貿易衝突が生じれば世界経済に深い影響を及ぼす。多くの国の経済発展は、中国と米国への依存度が高い。世界経済成長が依然として低迷するなか、米国による貿易戦争は弱り目に祟り目で、世界経済ガバナンスを大きくかき乱している」と指摘した。
同氏は中国で高等教育を受けた。対外経済貿易大学を卒業後、復旦大学の大学院で国際貿易を専攻している。「自分の選択を喜んでいる。学術面でも実践面でも、中国の自由貿易及び多国間貿易体制に対する支持を深く実感している」
「米国は常に自国優先を強調するが、中国は平等と互恵、協力とウィンウィンを提唱する。また一帯一路の共同建設により貿易円滑化を促進し、開放型世界経済の建設を促している」
バヌアツ教育省長官にも類似する体験がある。「中米経済貿易交流は二国間の範疇を超えており、世界各国の利益を左右する。バヌアツは太平洋の狭い島国に過ぎないが、中米を重要な貿易パートナーとして見ている。中米貿易摩擦の新たな動向に注目している」
「中米関係はほぼすべての国の利益に関わる。我々は双方が対話と協議により貿易問題を解消することを願う」
米政府はいわゆる安全を口実とし、中国民間企業のファーウェイに圧力をかけ、科学技術の「禁輸」を実施している。カナダ平和大会のメンバーのカナダ共産党員は「ファーウェイは世界トップの企業であり、その成功は中国の40年以上の改革開放の縮図だ。米国は国家安全の旗印の下、保護主義を堂々と掲げている。企業の交流行為を政治化させようとしている」と述べた。
「貿易戦争で勝利を収める者はいない。米国側が目を覚まさなければ、中国のみならず全体を損ねる状況を激化させる。国益、企業の利益、一般人の利益が損なわれる」
「現在の世界経済は低迷の圧力が拡大している。このような場合ほど、ルールを守り公平を主張し、ルールを基礎とする多国間貿易体制を守らなければならない」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月1日