中国人の人気留学先、第1希望は英国に 中米貿易摩擦が影響

中国人の人気留学先、第1希望は英国に 中米貿易摩擦が影響。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-06-03 14:18:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「今年の2月に中国企業に就職したのですが、就労ビザ(H-1Bビザ)の申請に協力できないとはっきり言われたため、他の仕事を探さなければなりません」。米ジョージタウン大学を卒業した李さんは「環球時報」の取材にこう明かした。これまで、現地の中国企業は留学生の就職先として人気があったが、李さんと同期の卒業生で中国企業に就職できた学生は一人もいない。

 

 「対米貿易が縮小するなか、中国企業は大幅に人員を削減する必要があるため、採用計画を見合わせるのは当然の流れだ」。ワシントンにある中国企業で働く何さんは「環球時報」の取材にこう語った。「そればかりか、米国政府は今、就労ビザの審査を異常なまでに厳格化しており、人を雇ったところで働かせることができない。以前雇った従業員たちは、未だに国内でビザが下りるのを待っている状態だ」という。

 

 英「大学入試機関(UCAS)」のまとめによると、2019年秋から英国の大学に学部留学を申請した中国学生の数は、前年比23.5%増の2.1万人と過去最高となった。また、2018年に英国に大学院留学した世界の留学生総数35万人のうち、実に3分の1が中国人留学生だった。ガーディアンは、英国留学のコストパフォーマンスの高さが学生数の伸びを後押したとしている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月3日

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