国家コンピュータネットワーク応急技術処理協調センター(CNCERT)はこのほど、「2018年のわが国のサイバーセキュリティ状況総論」を発表した。データによると、米国からのハッカー攻撃が最多で、勢いを増している。
CNCERTのモニタリングデータによると、米国にある1万4000台以上(前年比90.8%増)のトロイの木馬もしくはボットネットのコントロールサーバーが昨年、中国域内の334万台以上のコンピュータをコントロールしていた。米国にある3325(前年比43%増)のIPアドレスが昨年、中国域内の3607サイトにトロイの木馬を植え込んだ。これらのサーバー及びサイトの数を見ると、米国による対中サイバー攻撃が世界の大半を占めていることが分かる。専門家は、米国は中国をサイバーセキュリティの主な脅威と批判してきたが、これらのデータからも米国こそが最大のサイバー攻撃国であることは明らかだと指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月11日