ハンガリーの首都ブダペストで行われた中国商務部主催の中国ブランド商品(中東欧)展が先ごろ閉幕した。会期3日のイベントは、中国と中東欧各国の経済・貿易協力を深め、中東欧各国に対する中国ブランド商品の影響力を高めた。
今回の展示会には中国14省市の329社が出展し、出展分野は総合工業、文化貿易、輸出貿易の三大セクターの15業種に及んだ。また、ハンガリー、スロバキア、クロアチアなど10カ国の60社が中東欧展示ブースを設けた。
「中国ブランド商品(中東欧)展は当初、電器機械製品を中心とする工業展示会だったが、ここ数年は出展される中国ブランドが拡充した。今年は、民生と直接つながる企業数も大幅に増え、多くのバイヤーと現地住民を呼び込んだ」。中欧商業貿易物流協力区CEOの呉江氏はこう話した。
安徽省の豆製品や山西省の乾物、寧波省のLED照明、甘粛省の中医(漢方)薬品など、中国の各省市が出展する特色製品が多くの中東欧バイヤーから提携の申し入れを受け、一部の展示品には開幕直後から注文が殺到した。
文化創意製品とサービス貿易が今回のブランド商品展の目玉だ。手工芸品や文化出版物など各種文化創意製品の展示ブース前は来場者で一杯となった。インターネットセレブ製品「故宮口紅」は、展示ブースが現地住民で賑わった上に、多くの国から注文を受けた。