米テスラが最近、公式ソーシャルメディアに中国製テスラの価格発表予定を投稿して注目を集めていたが、結果的には期待外れとなった。販売価格32万8千元に対してネット上では、中国製と輸入物の価格がわずか5万元で、ドライブアシストの機能も標準装備されていないことに不満の声が相次いだ。外国メディアは、外資による新エネルギー車「中国製造」の先鋒として、中国の激烈な市場競争に乗り込んだテスラの道のりは、マスク氏が考えているほど容易ではないとの見解を示している。
『ロイター』は5月28日、テスラの中国製「Model3」の販売価格(補助金含まず)が30-35万元となる見通しを伝えていた。
『参考消息』ウェブサイトによると、テスラがその後、公式サイトで中国製「Model3」の販売価格を32万8千元に設定したと発表すると、中国のネットユーザーが一斉に不満の声を上げた。あるネットユーザーが「テスラは中国で工場を建てて、購入税を免除しようとしているのか」と投稿したほか、「32万8千元、興味ないね」、「高すぎる!要らない!」との声が上がり、中国メディアも「テスラは、誠意をもって自動車を売りたいのか、悪意で儲けようとしているのか?」と疑問を投げかけた。
テスラは年内に上海の工場で「Model3」の生産を開始し、製品ラインの拡充により中国での販売台数増加を図る通しだ。中国が世界最大の電気自動車市場となるなか、テスラの「Model3」中国モデルがは今のところ米国から輸入されている。