統計によると、2018年の中国の経済成長に対する消費の貢献率は76.2%に達し、内需は中国の経済成長を牽引する主要なエンジンとなった。今年第1四半期のサービス業付加価値の対GDP比率は57.3%で、前年同期に比べ0.6ポイント上昇。国民最終支出に占めるサービス消費の割合は47.7%と、前年同期を1.4ポイント上回った。
「消費は、量を満たすことから質の向上が重視されるようになり、実物型からサービス型へと転換したことは、消費高度化の最も大きな特長の一つだ」。中国マクロ経済研究院社会発展研究所副所長の常興華氏は今後の見通しについて、中国の消費高度化が非常に大きな拡大余地と成長力を持ち、経済モデル転換を進める消費高度化のエネルギーが大きく増強されるとの見方を示した。
現在、中国は世界最大の中所得層を抱え、高品質な商品とサービスに対する需要が持続的に高まっている。同時に、都市化の加速も消費高度化を強力に支えている。専門家は、国内外の要素を総合的に考えると、経済成長に対する消費の貢献率が持続的に上がり、強大な国内市場の形成を促進するとみている。