5月の中国対外貿易には3つの「意外なこと」

5月の中国対外貿易には3つの「意外なこと」。

タグ:中国貿易

発信時間:2019-06-12 16:43:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽意外なことに輸入が大幅に減少した

5月には、輸入額が同2.5%減少した。米ドルに換算すると、同8.5%の減少で、2016年7月以降で最大の減少幅になった。

輸入額の大幅減少には3つの要因があったと考えられる。

第1に、比較の対象となる基数の効果がある。前年同期の輸入額は同15.6%増加と大幅に増加し、基数の高さが今年5月の輸入額増加率の小幅低下につながった。

第2に、貿易摩擦の影響を受けて、一部の大口商品の輸入量が大幅に減少したことがある。税関総署のデータでは、5月の原油や天然ガスなどの主要大口商品の輸入量は軒並み減少し、中でも大豆は736万2千トンにとどまり、減少幅は24%にも達した。

第3に、マクロ経済になお下方圧力がかかっていることがある。交通銀行金融研究センターの唐建偉首席研究員は、「輸入減少幅が予想を上回ったことは、国内の需要がまだ相対的に低迷し、経済になお下方圧力がかかっていることを物語る」と述べた

注目されるのは、中国政府がこのほど経済成長の安定に向けて一連の措置を打ち出したことだ。これにはネットワークの速度向上・料金値下げや企業のイノベーション能力向上への支援などが含まれる。アナリストは、「政策の効果が徐々に顕在化するのにともない、中国経済の持続的好転が期待できる」との見方を示した。

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