李克強総理はこのほど国務院常務会議を開き、通関円滑化をさらに推進し、口岸ビジネス環境の改善を続けることを決定した。また対外開放をさらに拡大し、貿易の多元的な発展を促進するよう求めた。会議では次のように指摘された。
党中央及び国務院の計画に基づき、関連部門は通関円滑化を積極的に推進し、顕著な成果を手にしている。今年5月現在の輸入及び輸出全体の通関時間は、2017年より半分に短縮するという目標を前倒しで達成している。通関コストが大幅に削減された。今後はより高水準な対外開放の推進という要求に基づき、まず一体型通関フローの簡略化を続け、輸入概要の申告及び詳細な申告という「2ステップ申告」通関モデルの改革を実施することで、通関時間を大幅に短縮する。年末までに国際貿易「単一窓口」の主要業務応用率を100%にする。次に、輸出入の監督管理証書の簡略化をさらに進める。安全機密などの特殊状況を除く監督管理証書については、1年前倒しで年末までに全面的なオンライン申告・手続きを実現する。それから、各地は口岸経営サービス企業の操作期限基準の発表を急ぎ、口岸の作業効率を高める。口岸費用徴収リストの管理を強化し、費用削減を実行し、約束を守り、責任を強化し、法に基づき独占費用徴収行為を取り締まる。
企業を主体とし、多元的な国際市場を開拓することは、貿易安定及び質向上、経済の安定運行を促進する。より多くの国と高基準の自由貿易協定及び地域貿易協定を締結するよう積極的に推進する。越境EC総合試験区の拡大を検討する。企業による国際マーケティング網の展開を奨励し、国際市場の需要に適した製品の輸出を促す。輸入を積極的に拡大する。輸出入バランスの安定的かつ健全な発展を促進する。
李総理は「歴史と現実は、2つの大国である中米が合すれば則ち共に利し、争えば共に傷つくこと、協力が双方にとって最良の選択肢であることを証明している。我々は米国側が中国側と向き合い歩み寄り、互恵・ウィンウィンを基礎とし協力を拡大し、相互尊重を基礎とし食い違いをコントロールすることを願う。共に協調・協力・安定を基調とする中米関係を推進し、両国と世界の人々の幸福を促進することを願う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月13日