(6)先物市場の開放に持続的に注力し、特定品種の範囲を拡大する。
(7)外資系プライベートエクイティ投資ファンドマネジャーが管理するプライベートエクイティ商品について「滬港通」と「深港通」の取引に参加する場合の制限を緩和する。
(8)証券取引所の債券市場の対外開放拡大を検討し、海外機関投資家の市場参入チャネルを拡大する。
(9)取引所のパンダ債(中国本土で非居住者が発行体となって人民元建てで発行する債券)管理弁法を策定し、海外機関の起債と資金調達をめぐる利便性を高める。
資本項目の開放プロセスも持続的に進められている。人民銀副総裁、国家外貨管理局長の潘功勝氏は、「今後は、経済発展の段階と金融市場の状況、金融安定性の要件を包括的に考慮し、取引と為替についても包括的に計画、金融市場の双方向への開放を重点に、兌換不可能な資本項目の開放を順次進め、すでに兌換可能な資本項目について利便性向上を図る」と語る。
潘功勝氏は同時に、「資本項目の開放と人民元の国際化は補完関係がある。近年、人民元の国際化は市場の需要に応じて重要な進展を遂げた。今後は人民元国際化を着実に推進し、市場主導の原則を堅持、人民元の決済・投資・貯蓄機能を徐々に強化する」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月14日