商務部研究院国際市場研究所の白明副所長は『経済参考報』に対し、これらのデータの変化は中国の外資導入力が絶えず高まっていることを示したと話す。外資導入の激しい国際競争がある中、中国は高まり続ける高水準の産業能力、高い素質の人力資源、絶えず改善されるビジネス環境、巨大な市場潜在力を有し、これらは中国のより高水準の外資利用の条件を作り出している。
外資の安定において、多くの政策が用意されている。国家発展改革委員会の寧吉喆副主任は記者の質問に対し、より開放的、友好的な外資投資環境を創出する措置を打ち出すと明かした。6月末までに、2019年版外資投資のネガティブリストを作成する。ネガティブリストは規制を拡大せず、縮小のみとなる。また、2019年版外資投資奨励産業リストを公布し、中でも中西部地区への投資の奨励策を打ち出す。
盤古シンクタンクの呉琦チーフ研究員は『経済参考報』に対し、外資安定に以下の2点を堅持する必要があると述べた。1つは、外資投資環境の合理化。市場参入ネガティブリスト面の措置を強化し、外資のより多くの産業、より幅広い市場への投資、投資規模の拡大、重大外資プロジェクトサービスの強化を推し進める。もう1つは、公平な市場環境の持続的な整備。法治化、市場化されたビジネス環境制度の枠組みを構築し、国有資産と外資が公平に競争できる機会と権利を与え、外資の権利を保障し、国際競争力と外国人投資家の誘致力を高める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月14日