逆に、ここ数年、中国と日韓の関係は改善され、3国は地域性自由貿易交渉を加速化する意思を示している。また、上述の報告は、「米国のTPP離脱後、日本は11国を率いて再交渉し、これは日本の外交指導力にとって重要な加点になる」とした。これは、トランプ政府の利己主義的な経済政策が支持されないどころか、アジア太平洋地域の国をより「団結」させることを説明している。
総合的に見ると、トランプ氏の政策が短期間で米国のハードパワーを根本から揺るがすことはないが、長期的には信頼と責任ある大国というイメージと体制の魅力をはじめとする米国のソフトパワーを低下させる。ローウィー研究所と類似の観点の報告が今後も絶えず発表されるに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月16日