天猫(Tmall)で小型家電が飛ぶように売れ、売上が1分で1億元を突破し、4分で売上が昨年の1時間を上回った。京東生鮮が30分で約2500トンの生鮮食品を販売し、3分でザリガニを86万匹販売した。蘇寧易購の開始1時間の受注量が前年同期比215%増となった。網易考拉は101分で昨年初日の数値を上回った。
「6.18」が活況を呈しており、各サイトが消費データの記録を更新している。これは「ダブル11」に並ぶネット通販の販促キャンペーンで、中国の消費の新トレンドを観察する重要な時期であり、中国経済の力強い活力を反映する。
高い潜在力、国産品が人気者に
中国インターネット情報センター(CNNIC)が発表した第43回「中国インターネット発展状況統計報告書」によると、昨年12月現在の中国のネット通販利用者は6億1000万人にのぼる。この大規模な消費者は市場の高い潜在力、それから中国の消費の内的変化を反映する。
今年の「6.18」では国産ブランドが全体的に好調で、急成長を迎えた。消費者のショッピングカートの新たな「人気者」になった。
深セン市の趙さんはネットでファーウェイ製スマホを購入した。カラーは人気の「赤茶オレンジ」。彼女は「最近の国産品は高品質で、デザイン性も優れ、コストパフォーマンスが高い。購入時には国産ブランドを重視する」と話した。
個人の消費行為の裏側には、多くの中国人消費者の選択の変化がある。中国製造から中国創造、中国設計に移る国産ブランドは、多くの消費者から認められている。
統計データによると、「6.18」期間中、天猫の「1億元クラブ」入りしたブランドのうち、6割が国産ブランドとなった。蘇寧易購のスマート製品の販売トップ5は、小度、小米、蘇寧小Biu、Yeelight、鹿客とすべてが国産ブランドだった。
商務部流通産業促進センター現代サービス業所の陳麗芬所長は「国産品は近年、質を高め革新に取り組んでいる。消費者の国産品への認知度と信頼度が上がっており、さらに自国文化に親しみを覚えている。西洋化から現地化への回帰が、今後の消費の大きなトレンドになる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月22日