中国国家次世代人工知能ガバナンス専門委員会は6月17日に発表した「次世代人工知能ガバナンス原則ー責任ある人工知能の発展」(以下、「ガバナンス原則」)で、人工知能ガバナンスの枠組みと行動指針を打ち出した。
「ガバナンス原則」は、人工知能の発展とガバナンスを一層連動させ、人工知能のセキュリティコントロールと信頼性を確保し、経済、社会、生態の持続可能な発展を推進し、人類運命共同体の共同構築を目指している。「ガバナンス原則」には、責任ある人工知能の発展というテーマをめぐり、調和・友好、公平・公正、包摂・共有、プライバシー保護、セキュリティコントロール、共同責任、開放・協力、俊敏なガバナンスの原則8項目が記された。
うちセキュリティーコントロールとは、人工知能システムの透明性、解釈可能性、信頼性、可制御性を持続的に高め、審査、監督、トレーサビリティ、信頼を徐々に実現するものだ。人口知能システムのセキュリティに注目することは、人工知能のロバスト性と耐干渉性を高め、人工知能の安全評価とコントロールの能力の形成につながる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月19日