中米経済貿易摩擦のエスカレートを背景とする中国経済の動向(二)

中米経済貿易摩擦のエスカレートを背景とする中国経済の動向(二)。

タグ:中米経済貿易摩擦 中国経済の動向

発信時間:2019-06-26 15:41:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

風雨を恐れず:安定しつつ好転、長期的に好転の流れを維持


 風雨を恐れぬ自信は、中国の経済発展の「雲が消え晴れ間が広がる」という予想に基づく。


 フジサンケイビジネスアイによる最近の「米国の関税引き上げ、中国経済は失速するか」という記事名は、中国経済を観察する上で避けては通れない問題だ。


 中国経済の天秤の片側で、投資の伸び率が低下し、工業付加価値額の伸び率がやや低下している。別の側では保護主義の「逆風」に貿易が立ち向かっており、5月には輸出額が6.1%増となった。消費の伸び率も下げ止まりし安定し、失業率は5%の低い水準を維持した。外貨準備高は前月比で増加した。


 下げ幅が縮小し、量が拡大し質がさらに向上した。最新データを見ると、中国経済は全体的に安定しており、安定しつつ前進し、合理的な区間を維持している。


 記者は取材中、圧力と課題に直面した中国経済に実力・余力・忍耐力があることを実感した。


 ーー大市場が大消費を育む、堅固な基盤は中国経済の自信の礎。


 先ほど終了したネット通販のイベント「6.18」期間中、京東商城の受注額は累計2015億元に達した。天猫(Tmall)の100以上の国内外ブランドの取扱高が昨年の「ダブル11」を上回り、最高で40倍に増加した。蘇寧の全ルート受注量が前年同期比133%増となった。


 消費の経済成長への寄与度は今年第1四半期に60%以上に達し、引き続き経済成長の最大の原動力となった。消費の伸び率は5月に前月を1.4ポイント上回った。基盤が安定し、活力が注がれ、消費が引き続き力を発揮した。


 ーー安定した雇用で雇用安定を促進、国民生活を守ることが中国経済の自信の源。


 都市部調査失業率は5月に5%の安定水準を維持し、1−5月の都市部新規就業は通年の目標の過半数に達している。雇用の安定は、中国経済の安定をさらに裏付けている。


 ーー協同と競争で発展を促進、地域の活力の引き出しが中国経済の自信の源。


 「一体化」と「高品質」を鍵とし、長江デルタの直轄市と3省は中国発展の力強い活力成長源を構築している。


 北京の市街地と大興国際空港を結ぶ北京レール交通新空港線1期プロジェクトがこのほど正式に試運転を開始し、京津冀(北京・天津・河北)協同発展がさらに一歩前進した。


 広東省は力強い個人所得税優遇策を打ち出し、粤港澳(広東・香港・マカオ)大湾区のグローバル人材と高級人材を集め、大湾区の建設を加速している。


 一部を見れば全体の状況が浮かび上がってくる。各地が良好な競争を展開し、骨太の中国経済を共に構築する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月26日

 

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