中国商務部のウェブサイトで発表された情報によると、世界貿易機関(WTO)はジュネーブ時間16日、中国製品に対する米国の相殺関税措置(DS437)に関する上級委員会の報告書を発表し、米国の11件の措置がWTOルールに違反するとの判断を示した。
本件の原審専門家チームと上級委員会は、米国の相殺関税措置がWTOルールに違反すると判断し、米国側に違反措置を是正するよう求めた。ところが遺憾ながら、米国側はWTOの裁決を執行する過程において違反措置を続けた。上級委員会の裁決は、米国側がWTOルールに違反し、貿易救済措置を濫用し、国際貿易環境の公平・公正性を著しく損ねていることを再び証明した。
米国は近年、中国製品に対して相殺関税措置を講じている。中国製品の正常な対米輸出を妨げている。米国の関連措置について、WTOは多国間ルールに違反との判断を再三示している。中国側は直ちに行動し、中国に対する反補助金調査における間違ったやり方を是正し、中米両国の企業に向け公平で安定的な国際貿易環境を作るよう米国側に促している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月17日