中国国家発展改革委員会(発改委)の孟瑋報道官は16日のマクロ経済運営状況に関する記者会見で、「年初より社債の発行額が急増しているが、その調達資金は主に公共サービスやインフラなど社会民生の重要分野と弱い分野の支援に充てられている」と述べた。
2019年上半期に発改委が発行を承認した社債は112件3647億2千万元と、前年同期比で131%増加した。主に優良企業の社債発行が急増した。
具体的に見ると、当期に承認された優良企業の社債発行は23件2680億元で、調達資金は主に交通インフラ・市場志向型銀行債権の株式転換債券・ベンチャーキャピタル投資・文化観光・汚水処理・廃棄物処理・産業団地の開発運営・戦略的新興産業などの分野に充てられる。一般企業の社債発行額は51件522億2千万元で、主に標準化プラント・バラック改造・保障性住宅などに充てられる。特定社債は38件445億元で、主に都市部の駐車場整備・地下共同溝・グリーン分野・社会分野などに充てられる。
今後について、発改委は関連部門と共にリスクを効果的に防止することを前提に、国家の重要戦略や重要プロジェクト、重要改革をめぐり、実体経済の発展を支援するうえで社債がより大きな役割を発揮するよう後押しする方針だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月17日