中国商務部が18日発表した統計によると、2019年上半期(1~6月)に中国企業が締結したサービスアウトソーシング契約額は前年同期比29.3%増の7099億8000万元に上った。着実な成長が続いていることがうかがえた。
中国のサービスアウトソーシング企業の新設数は1800社、新規就業者数は22万5000人だった。
商務部サービス貿易司の樊世傑副司長は、2019年6月末時点で同産業の就業者数は累計で1091万人に上ったと説明。うち、大学生以上の学歴を持つ就業者が704万人と、優秀な人材の宝庫になっていると指摘した。
中国のサービスアウトソーシング産業の構造は高度化が続いている。検査・測定企業や電子商取引(EC)プラットフォーム事業者といった生産者サービスアウトソーシングのオフショア契約額は実行ベースで前年同期比40%以上も増加した。
クラウド・コンピューティング、人工知能(AI)、ビッグデータといったサービスアウトソーシングの新業態や新ビジネスモデルが次々に生まれており、産業のデジタルトランスフォーメーションを強く促進している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月19日