中米経済貿易摩擦が1年以上続くなか、中国経済の活力と柔軟性が世界から注目されている。中国国家統計局が15日に発表した上半期のマクロ経済データは、中国経済が全体的に安定し、経済高品質発展が新たな進展を実現する良好な流れを示し、世界経済に自信を注ぎ込んだ。ある国際メディアは「中国経済のデータは市場の予想と合致し、世界市場を奮い立たせた」と評価した。
しかし滑稽なことに、米国の関税上乗せにより中国経済が低迷しているという声がまた「コピペ」された。米国の一部の人物は、中国経済の成績表が「誤読」されないことを恐れて、中国が経済成長率を落したと大げさに強調している。「中国から数十億ドル、あるいはそれ以上の関税を手にしている。これらの関税は米国の納税者が負担するのではなく、中国が元安と補助金によって支払っている」さらには「米国の中国への関税導入は、中国を離れ非関税国にシフトしようとする多くの企業に重大な影響を及ぼした」といったデマもある。彼らはこれらの言葉を飽きもせず何度も繰り返し使用している。
中国経済のデータはどのような重要シグナルを発したのだろうか。国際社会は「安定」という字に注目している。世界経済の成長率が低下し、保護貿易主義の逆風が吹き荒れている。中国経済はさらに周期的・体制的・構造的な3重の要素が形成する圧力に直面している。得難いことに、中国は積極的な財政政策と穏健な金融政策の実施を貫き、供給側構造改革を主軸としより大規模な減税・費用削減など逆周期的な調節を適時採用している。「6つの安定」が成果を手にし、成長、雇用、物価などのマクロ経済指標が正常な区間内にある。