2019年上半期の中国の経済指標が相次いで発表されたことを受け、中国経済は安定の中で前進する発展の流れが続き、質の高い発展の要素が増えていることに、海外から広く関心が寄せられている。
シンガポール「ビジネスタイムズ」:中国経済は一段と国民本位の考え方を重視している。ここ数年、中国経済は質の高い発展モデルに転換し、経済成長のスピードは徐々に鈍化している。中国政府は声明で、「成長率を6-6.5%の間でコントロールするのが望ましい」とし、「強力な経済刺激策を採ることはない、中国経済は健全な発展を遂げる必要があるためだ」と強調した。強力な刺激策は、表面的には良好な経済数値となって現れるが、人々が望んでいるのは生活水準の向上だ。中国は前例のない経済のモデル転換の途上にあり、人間本位の経済に向かって変化しつつあるのだ。
オーストリア「デア・スタンダード」:「安定した投資」が質の高い発展に向けた方針を明示する。19年上半期の中国経済成長率は6.3%で、1992年以来の最低水準に落ち込んだが、中国の経済成長は依然として世界の主要経済国をリードしている。投資は経済成長をけん引する「3頭立ての馬車」の1つだ。経済の下押し圧力に対抗するために、中国政府は「安定した投資」を手がかりに、効果的な投資を合理的に拡大し、経済の質の高い発展に向けた方針を明らかにした。中国はすでに質の高い経済発展戦略を実行済みだが、同戦略は中国がより高度なバリューチェーンを構築するよう導くものだ。