チャイナマネー、インドのベンチャー企業を潤す

チャイナマネー、インドのベンチャー企業を潤す。

タグ:チャイナマネー インド ベンチャー企業

発信時間:2019-07-30 13:44:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 インドのベンチャー企業はすでに、潤沢な資金を握る中国の主な投資先になっている。金融研究機関「ベンチャー・インテリジェンス」の統計データによると、世界2位の経済国である中国の対印ベンチャー企業投資額は昨年25億ドル弱にのぼり、今年はすでに10億ドル弱に達している。投資件数も2013年の1件から昨年の27件に激増。インドのベンチャー企業は今年上半期、世界から39億ドルの資金を調達した。中国の投資家からの資金が重要な役割を演じた。29日付香港紙『南華早報』が伝えた。


 中国の投資に注目する業界関係者は「中国人投資家の戦略は興味深いことに、インドの農村部を重視している。彼らの投資先の多くが、農村分野の事業展開に着目している。インドの大都市よりも、2・3級都市の経済成長が多くの中国人投資家を引きつけている」と分析した。


 中国最大のオンライン旅行会社・携程は今年4月、インド最大のオンライン旅行サービス会社の「MakeMyTrip」の49%の株を取得した。携程にとってインド市場の最大の魅力とは、テクノロジーの急速な進歩、それから多くの若者が持つ可処分所得のことだ。


 企業数で計算すると、インドは米国と中国に次ぐ世界3番目のベンチャー企業生態系を持つ。ユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の企業)の数も世界3位だ。インドのユニコーン企業数は現在32社。昨年は15社増加し、今年は6社増加している。


 小米はこのチャンスに目をつけている多くの中国企業の一つだ。小米は昨年、5年内にインドのベンチャー企業100社に10億ドルを投資すると約束した。うち多くの企業が、小米の中心事業と関連している。


 業界内の専門家によると、中国人投資家とインド人経営者の積極的な協力は、双方に多くのメリットをもたらす。テクノロジー市場研究会社「カウンターポイント」の研究主管は「この協力により中国人投資家は世界の規模と多元的な投資のチャンスを手にする。インドのベンチャー企業は越境学習の経験を手にし、グローバル投資家の効率的な経営、海外市場開拓などの指導を得ることができる」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月30日

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