中国国家統計局が先ほど発表した情報によると、昨年の全国のフルタイム当量の研究開発者総数は年間419万人で、1991年の6.2倍となった。中国の研究開発者は2013年に米国を抜き、6年連続で世界最多になっている。29日付シンガポール華字紙『聯合早報』が伝えた。
報告書によると、中国の研究開発費は急増を続け、昨年は1991年の138倍の1兆9657億元に達した。研究開発費の対GDP比も記録更新を続け、2014年に初めて2%を上回り、昨年は2.18%に達しEU15カ国の平均水準を上回った。為替レート換算によると、中国研究開発費は米国に次ぐ世界2位になっている。
また報告書によると、昨年の国外3大検索ツールであるSCI・EI・ISTPの中国科学技術論文収録数は41万8000編・26万6000編・5万9000編で、世界2位・1位・2位となった。また論文の質が飛躍的に向上している。ESIデータバンク論文被引用状況を見ると、中国の科学論文の被引用回数は昨年世界2位になっている。
他にも特許発明が大幅に増加している。中国の昨年の特許出願件数は432万3000件で1991年の86倍、取得件数は244万8000件で98倍となった。特許の質も同時に向上している。昨年の研究開発費1億元あたりの域内発明特許出願件数は70件で、1991年より19件増加した。特許産出効果が大幅に拡大している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月31日