中国国家統計局は5日、新中国成立70周年経済社会発展成果報告を発表した。報告によると、2018年の全国食糧総生産量は6億5790万トンで、1949年比で4.8倍増、年平均で2.6%増となった。
新中国成立以降、中国の食糧生産は、継続的な模索と制度イノベーションでブレークスルーと飛躍を果たした。新中国成立当初の全国食糧総生産量は1億トン余りだったが、2012年に6億トンの大台を初めて突破して、2015年には6億5000万トンを超える新たなステージに入り、その後数年にわたり水準を上げ続けている。食糧生産は新たなステージに入り、国の食糧安全を力強く支えている。
新中国成立後に中国政府は、森林保護や植林などを通じて林業の構築と発展を図った。改革開放政策の実施以降、国有林と集団林権制度改革の全面的な深化に伴って林業が成長。経済林製品、松やになど林業関連製品の生産量が世界トップを維持し、植物油原料、林業経済、森林観光などの緑色富民産業が勢いよく発展した。国家林業・草原局の統計によると、2018年の全国木材生産量は8811万㎥で、1952年比で6.1倍増、年平均で3.0%増。油茶種の生産量は9.6倍増の263万トンで、年平均では3.6%増となった。
また、漁業生産も急速に発展し、水産物生産量が不足から充足へと転換した。2018年の全国水産物生産量は6458万トンと、1949年比で143倍増、年平均で7.5%増となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月7日