米国の株価が5日、急落した。ダウ平均株価の終値は767.27ドル安をつけた。CNBCによると、これは米国の株価にとって今年最悪の一日となった。
同日のダウ平均株価は2.90%安の2万5717.74ドルだった。S&P500種指数は2.98%安の2844.74。ナスダック総合指数は3.04%安の7726.04で取引を終えた。主要3指数が取引開始早々に急落・続落し、取引終了が近づきやや持ち直した。ダウ平均株価は取引開始後に500ドル以上急落し、ナスダック総合指数は2.2%安を記録した。主要3指数は6月の貯金をほぼ失った。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米中貿易問題と元安による恐慌ムードが、今回の急落の主因だった。トランプ米大統領は1日、3000億ドル分の中国製品に追加関税を導入すると発表し、米国の株価の続落を刺激した。ブルームバーグ・ニュースはアナリストの観点を引用し、「米中貿易戦争はすでに証券市場を変動させる持続的な要素になっている。投資家は戦火が金融面に飛び火することを懸念している。これは証券市場と世界経済にとって非常に不利だ」と伝えた。