中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)はこのほど、自社開発のマッピングサービス「マップキット」(Map Kit)を10月にもリリースすると発表した。露通信社スプートニク電子版が16日付けで報じた。
このマップキットは一般ユーザー向けではなく、マッピング機能に基づくアプリケーションの開発を支援するためのものだという。約150カ国・地域の第三者モバイルアプリとローカルのマッピングサービスプロバイダーに繋ぎ、40言語に対応するとしている。
同紙が事情に詳しい関係筋の話として報じたところによると、ロシアの検索エンジン最大手ヤンデックスと米オンライン旅行大手ブッキング・ホールディングスが、ファーウェイのマッピングサービスの提携先になるという。
米グーグルはすでにファーウェイとのハードウェア、ソフトウェアの供給、技術サービスの供与を伴う取引を停止している。一方、ファーウェイは先ごろ、独自OS「鴻蒙OS」(ハーモニーOS)を発表しており、今回のマップキットはハーモニーOSに続く強力なツールになるとの見方がある。
新華社系「参考消息綱」は、今回の報道について、ファーウェイは正式に発表していないとしながらも、8月9日のファーウェイ開発者会議でコンシューマー業務部のクラウドサービスを統括する張平安総裁が、今年10月までに開発者向けにマッピングサービスをリリースすると明らかにしたとしている。なお、このマップキットの測位精度はセンチメートルからデシメートルレベルに達するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月19日