中国国家発展改革委員会(発改委)は8月16日に記者会見を開き、マクロ経済統計を発表した。
発改委報道官の孟瑋氏は、今年に入って中国の物価が基本的に安定していると紹介した。2019年1-7月の中国消費者物価指数(CPI)は平均2.3%上昇し、合理的な水準で推移したとしている。
ここ数カ月は前年同期に比べたCPI上昇率が小幅に拡大し、7月は2.8%に達した。これについて報道官は、現在の物価上昇が構造的なもので、主に食品価格の上昇が影響していると分析。食品価格とエネルギー価格を除いたコアCPIは、1-7月の平均上昇率が1.7%で、比較的落ち着いた動きになっていると説明した。
また、7月の生産者物価指数は前月比0.2%低下となり、低下率が前月に比べ0.1ポイント縮小したと紹介。今後一定期間にわたり中国の物価が全面的に大幅上昇する経済的条件は整っていないとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月19日