中国電信が22日に財務報告を発表し、3大通信会社の上半期の業績が出揃った。統計によると、上半期の3大通信会社の純利益は768億4900万元、1日平均約4億2400万元だった。
3大通信会社の利益水準が低下
財務報告によると、中国移動の上半期の営業収入は3894億2700万元で前年同期比0.6%減、純利益は560億6300万元で14.6%減。注目したいのは、中国移動の営業収入と純利益がともに減少したのは上場以来初めてである点である。
中国聯通の上半期の営業収入は1449億5400万元で前年同期比2.8%減、純利益は68億7700万元で16.3%増。中国電信の営業収入は1904億8800万元で2.8%増、純利益は139億900万元で2.5%増。
計算すると、上半期の3大通信会社の営業収入は7248億6900万元、純利益は768億4900万元、1日平均約4億2400万元になる。利益水準はやや低下し、昨年同期の4億5000万元を下回った。
4Gユーザーは今も1000万クラスで増加中
ユーザー数を見ると、中国移動は9億3500万人で998万人増加。うち4Gユーザーは7億3400万人で2113人増加。
中国聯通のモバイルユーザーは932万人増加し3億2000万人に達した。うち4Gユーザーは1901万人増加し、約2億4000万人となった。
中国電信のモバイルユーザーは3億2300万人で2048万人増加。うち4Gユーザーは2億6600万人で2371万人増加。
データ通信量は、中国移動の4Gユーザーの月平均通信量は7.1GBで前年同期比132.5%増。中国電信のモバイル通信量は倍増し、4Gユーザーの月平均通信量は7.3GBに達した。中国聯通のユーザーの月平均通信量も7GBに達した。
3大通信会社は5G商用化を加速
6月6日の5Gライセンスの発行に伴い、3大通信会社は上半期の財務報告でも5G商用化の加速に言及している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月23日