『ロイター』は8月20日、同日の米ドル相場が軟調で、米国債利回りも低下したことについて、投資家が米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるFRBシンポジウムまで様子見となっており、投資家の多くが米国の景気後退懸念を緩和する措置が打ち出されることを期待していると伝えた。
市場も、米FRB議長のパウエル氏が8月23日にジャクソンホールで発表する講演を注意深く見守っている。
「景気後退の兆しが多く出るなか、市場ではパウエル議長がこうした問題に触れ、利下げを検討していることを明らかにするとみられている」。テンペスト為替ディーラー兼アナリストのフアン・ペレス氏はこのように話した。また、「市場は、過去の景気後退前に表れた重要なサインを織り込んでいる。イールドカーブの逆転も当然、大きなサインになる。最終的に、資産リスクオフの動きが引き続き強まるだろう」と補足している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月23日